*:.。.:*゜ぁいとーの日記 ゜*:.。.:*

ある時点での自分の記録たちとその他いろいろ

クラスとはなんだったか

春休みなのでイキイキとブログを更新していきたいあいとーです。必修のテストが終わったことで僕が所属する2018年度入学文科Ⅰ・Ⅱ類27組は解散となりました。ちょっと寂しいことではありますが、今生の別れではないのでそれぞれの道へと進んでいきましょう。

27組についての感想を述べる前に、クラス制度について何かしら述べておこうかと思います。他の大学にもクラスという制度は存在しますが、東大ほど活用している所はないのではないでしょうか。語学選択が同じ人が集められ、オリ合宿、必修の授業の共同参加、五月祭や駒場祭の出店、クラス旅行、シケタイ制度など様々な部分で協力しあう(ことになっている)ものです。めちゃくちゃ仲良くなるところもあれば、あっさりと崩壊するところもあり、その辺はすごく色が出て面白いなあと思います。祭で赤字出して雰囲気悪くなるとかの場合そこそこの絶望感がありますね(他人事)。右も左もわからない東大の新入生にとっては、頼れる友人を増やすいい機会になりますし、ありがたく思う人は多いでしょう(とりわけ入学者の少ない高校から来た人にとっては)。実際僕も、サークルコミット勢ではなく高校同期・高校までのクイズの知り合い・高山ゼミくらいしか他のコミュニティがないもので、割とありがたいと思っています。大教室での授業がほとんどな法学部が「砂漠」と揶揄されていることからしてもそのありがたみはわかるでしょう。シケタイ・シケプリがなければ詰んでいた人もいっぱいいるでしょうし、何かと便利な制度だなあとも思います。

では、どういうクラスが望ましいのでしょうか。自分の個人的な意見をまとめるのさえ難しく感じますが、つらつらと書いていきます。とりあえず評価軸になりそうなものを挙げてみましょう。構成員の人間性、仲の良さ、打ち上げの質、祭の出来、試験対策といったところでしょうか。順に検討してみます。構成員の人間性等については「良い方が良い」としか言えませんが、最低限話せて面倒事起こさないのであればそれでいい気もします。あとは、一人は「こいつとは仲良くしたい」って思わせてくれるようなすげー奴がいるのがいいんでしょうね。あと個人的には、自力で服を選べないマンなのでオシャレな奴がいると助かります。仲の良さについては、さっき言ったようにとにかく一人は親友が欲しい、というのが個人的には大事です。30人の薄っぺらい友人より1人の親友全体については、個人主義タイプ、複数グループタイプ、団結タイプという感じに分類できるでしょう。前二つはその中で「仲良い度」がけっこう違いそうですね。僕としては仲の良い個人主義タイプが好きですが、まあ人によるでしょう。仲悪いとシケタイ制度崩壊とかもあるそうなので、とりあえずそういうのだけ避けてほしいですね。打ち上げの質はこれが意外と大事で、リーズナブルに美味しい店でやれると「仲良くできるかな」度が上がりますし、ショボいと下がります、如実に。オリ長とかパ長って大変ですね。某先輩は五月祭の打ち上げがバーガーキングで最悪だったという話をしてくださったんですが、こういうことがあるとクラス内の関係が悪くなると思います。次は祭の出来です。これに関しては簡単で、「なるべく多くの人が、出来る範囲で働いたうえで、なるべく黒字を多く出す」ということに限ります。クラス全員で出資して、売り上げをクラスでタダ飯として還元するというシステムからすれば、まあそうなるかなという感じです。黒字に関しては品目選択のセンスと場所の運、出品回転の良さが大事なのかなと思います。五月祭の準備とかはクラスコミットの具合をしっかりと表していて面白いなと感じますね。最後は試験対策ですが、これに関しては結局強い高校の出身者が強いシケプリを持ってくることで解決されます。もっとも、クラスに出来のいいシケプリを作れる人が多くいるに越したことはないのですが。能力あるいはシケタイの試験へのやる気・サークル等の忙しさの問題があるので自給自足だけというのも難しそうです。

評価の要素は大体出そろったので、独断と偏見によってこのクラスについて考えることとしましょう。まずは構成員の人間性について。まず、極端にヤバい、協調性のない人はいなかったのでよかったと思います。僕の見る目がないあるいは灘でバイアスかかってるだけかもしれませんが、個性強い!!って人もそんなにはいなかったですね。まあ何よりよかったのは、これからも仲良くできそうという人が何人かいることで、これに関しては運に恵まれたと思います。実は東大がすごいのかもしれませんね。次は仲の良さです。分類するならば仲は普通の複数グループタイプというめちゃくちゃありがちなクラスだと思います。表立って険悪な雰囲気ではない、というか雰囲気は全然悪くないけれど、仲良し!って感じではなく、まあ陰口が発生することもあるような、よくあるコミュニティでした(今更うちのクラスに陰口なんかないです!って人もいないと思うので書いてます)。あんまりベタベタなのも面倒だったかな、と思うので、こんくらいでよかったのかもしれません。僕はとりあえず目に見えて敵を作らないことが大事だと思ってる(別に心の内ではめっちゃ無差別にディスってるとかではないですよ、マジで)ので、グループとかはあんまり考えないようにしてましたが、後半にさしかかるほど結局同じ人としゃべっちゃったなあと思います。「誰とでもとりあえず仲良くしつつ親友を探すドクトリン」が一応うまくいったので個人的には満足です。女子も6人なので女子で固まっている場合も多かったように見え(これも本質をとらえていないかも?)、このおかげでぎくしゃくすることなく1年終わったのかなというとこもあります。打ち上げの質に関して、ご飯はそこそこおいしかったので良かったと思います(パの人ありがとう)。文句を言うなら席の固定化が激しすぎたところですが、グループタイプなのでしゃーないですね(わりとグループ同士無干渉っていうのもあった)。次は祭について。自分も駒場祭の時は責任者でしたが、まあどちらもしっかり黒字が出て、1回ずつタダ飯いけるし非常に助かりました(@クラスの人:余りの配分については近いうちにお知らせします)。ほとんどの人がちゃんとできる範囲で仕事してくれたのも良かったと思います。スモアにホットチョコレートとオサレ路線で突っ走り、なんだかんだとうまくいったのは思い出深いですね。どっちも1000個は捌けてめでたい。サークルの仕事ないがためにめちゃくちゃ祭コミットしていたのでやはり印象に残る出来事です。最後試験対策ですが、それなりに良く機能してたと思います。集まったシケプリの量も、自家製の質もしっかりしていました(シケプリ作らない前提でシケタイなった奴もいるけど)。おかげでコスパ良く点取れたので非常に助かりました。

こうして振り返ると自分にとっては悪いクラスじゃなかったですね。各人考えるところはあると思うんですが、過小評価はしないでほしいなと思うくらいにはいいクラスでした。とはいえ、全体の仲とか考えてみると、これ以上はない、とかは思わないですけど。自分としては過ごしやすいクラスでした。結局親友ができればいいかなってところが振り返ったとき判断基準としてでかくなるんですよね。

それにしても、基本的に周りに恵まれて生き延びるタイプなの、いいんだけど甘えすぎてダメだなあと思っているんですが、結局クラスにしっかり仲良くできる友人ができたし、そのうえ自分にはゼミまであるので全く変わりそうにないです。関わっているコミュニティが少ないため増えた知り合いの量は多くないですが、今後も付き合いのある人がちゃんと増えたと思うので、安心して学部に進めそうです。皆さんもこの機に1年生の生活を振り返ってみると面白いかもしれませんね。